ダンテの神曲かーい
先日、病院の会計待ちで座っていたとき、隣に母娘らしき二人がいました。
どうやら娘さんの検査結果が出たらしく、お母さんは
「腫瘍じゃなくてよかったじゃない」
って。
ただ娘さんの反応はいまいち。
そういう性格なのか、もしかしたら「よかった」とは言えない何かがあるのかもしれないけど
(家族には全てを言えないって話も聞くので)
その反応に対してなのか何なのか、お母さんはちょっと声を荒げて
「だってこんなとこに通うようになったら地獄じゃない!!」
って。
ひゃー。
その地獄、私、もうすぐ3年ですけど。
なんなら最近は、週イチで地獄通ってますけど。
私、赤鬼ですか?青鬼ですか?
(違)
まぁそうだよね。
お母さん、そう思うよね。
でもねぇ…
ここが総合病院とかなら百歩譲ったとして、でもここはがん専門病院。
他人のことなんて構ってられないのも分かるし、
「大変なんだもの。仕方がないよね」
って言ってくれる優しい人もたくさんいる世の中だけど…。
そんな言葉を耳にして、心が突き落とされる人もいると思いますよ、って思ってしまった
(私はネタだ!って思ったけどね・笑)
その言葉に娘さんは、小さな声で「うん」とだけ。
目もそらしたまま。
何だかな。娘さんがちょっと心配。
気が抜けてるだけとかだったらいいんですけどね…。
その日は何だかいろいろで、お見舞いに来たらしき家族を玄関まで見送りにきた患者さん(パジャマにケア帽子の若い男性)を囲んで、
「こんな姿になっちゃって…」
と泣いている、家族なのか親戚なのか中年女性を見かけたり。
うちの両親は、他の家族みたいにもうちょっと元気付けるとか、優しくするとかしようよーって
くらいですが(いろいろあります…)、目の前で泣かれたりしないのは、本当によかったなぁって思いました。
でも、そんな母もさすがに、再発してから治療の効果がなく結果が悪化しているのを聞いたときは
「何で効果がないのよ!」
「おかしいじゃない!」
って私に怒って、どうしたものかと私も困りましたが(笑)
前に旦那さんが言ってたことですが、
「そりゃ周りの家族だってショックだし不安だよ。
でも一番ショックで不安なのは本人。
だから本人にその気持ちをぶつけるのはどうかなって思うから…」
「それに周りが不安がったら、asahaさん、気を遣って逆に励ましたりするでしょ。
より一層労力使っちゃうじゃん」
お〜。
いいこと言うじゃん!
その通り。
母にぶつけられたときも
「でもね、でもね…」
と必死にフォローしてぐったり。
親戚のおばちゃんに泣かれたときも、
「え〜、まだ殺さないで〜」
と笑ってぐったり。
患者の家族は第二の患者
そうだと思います。
私の父も胃がんの治療が何年も続いているので(早期を繰り返しているので化学療法はしてないけれど)家族の立場も多少は分かります。
感情的になるのも無理はないし、気持ちを閉じ込めてしまうのも非常に良くない!
だから何とも言えないんだけどね。
私以外、誰にも聞こえていませんように。
聞こえても、私みたいに
「ああ、よくあることだわー」
って流せていますように。
◾️
ハラヴェン を投与して翌日。
暑いなーと思っていたら微熱。
体温計で測ったら
37.0℃でした。
夜には下がって、また翌日37.0℃。
これは薬剤熱なのか何なのか?
そんなだるくもなく、吐き気どめも寝る前と寝起きの1錠だけで済んでるんだけど
(さっきも旦那さんと車でファミレスランチしてきたくらい・笑)
謎だわ( ó╻ò)