向き合い方 続き
(続きです)
病気に対する心の持ち方とか向き合い方って、がんが人の数だけ違うように人それぞれだと思うんです。
ポジティブに考えることや、ときには楽観的になること。
「がんのことを忘れて過ごす」って考えもある。
不安や悪い想像は考えない、口にしない、とか。
それが本人にとって心地よかったり、それが支えになる人もいると思う。
ただ、そうじゃない人だっているし、そうじゃないことってそんなに悪いことなのかな?って。
ネガティブ万歳!(笑)な私でも、↑を実践したこともあるんですよ。
そうしたら良くなってきたか?と言えば…
偶然だけど、数ヶ月後再発が分かったり、腫瘍マーカーが上昇したり(爆)
まぁ、方針?を変えようって思うくらい何か不安があった…ということなんでしょうけど。
でも、自分にとって何がいいのかはわかったような気がしました。
病気の悪化や治療に対する不安(先のことも)も、心の中にあるんだったら我慢せずに考える。口にも出す。不安を煽るとしても調べる。
落ち込む時は落ち込む。嫌だなーって感じるんだったら、素直に嫌だなーって感じる。
そして、とことん気持ちを素直に出し切ったら、納得して「とりあえずもういいかな」って、明るい方向に向けると思うから。
本当は、そもそもの不安等を持たないようにできたらいいんだろうけど…
申し訳ないけど、そんなメルヘンな人っているのかなぁ(あ、また毒吐いてしまった…)
不安に襲われたって、悩んだって、そこから自分の力で明るいほうへ向ける、何度だってそうやってきた自分って、結構“強い心”の持ち主だって思ってるんですけどね(笑)
まぁ分かってもらえなくても、それはそれで仕方がない。
口を出すんだったら、その人、健康的な食事とかいろいろこだわりがあるみたいだし、お金持ち?だし、高くて続けられない黒にんにくとか送ってくれるとありがたいんだけどなぁ、なんて思ってみたり(笑)
プロポリスでも、私の代わりに神頼みでも…(をい)
私は今、病気と向かい合う人たちが、誰かにとってではなく自分にとって一番いい向き合い方ができるように祈ってます。
◼︎
病院から発行している冊子に載っていた言葉。
私にとって、優しく寄り添ってくれる、わかってくれる、そして力をくれる言葉でした。
引用します。
がんが再発したことがわかったとき、
いつも明るくしている必要はありませんし、
元気なふりをする必要もありません。
がんの再発を経験しながらも元気に過ごしている人を見ると、
「自分もそうならなければ」という焦りを感じることもあるかもしれません。
周囲の人から「いつまでも気落ちしていても仕方がない」と思われていると
感じるときもあるでしょう。
でも、あなたが今、計り知れない大きな衝撃を受けながらも、
生きていること、持ちこたえていることそのものがとても重要なことなのです。
落ち込んでも、逃げ出しても、誰かに怒りを向けていたとしても、
それも無理のないことです。
そのような中でもあなたが踏みとどまっていることの強さを
まずあなた自身が認めてください。
いつもの「きちんとした」「前向きな」「優しい」「配慮できる」あなたで
いられないとしてもどうかあなた自身を責めないでください。
多くの人があなたと同じように感じているのです。
(『もしも がんが再発したら』より)