話題(②一人で闘わせない)
乳がん患者当事者として、この記事が一番シンプルに気持ちを伝えてくれているような気がしました。
http://www.huffingtonpost.jp/yuka-tanimoto/cancer-partner_b_8193300.html
私はパートナーに関わらず、家族や友人に置き換えて考えました。
たまにイタイくらい呑気で強い私でも(笑)告知直後は「これって長い夢だよね??」って本気で現実逃避しちゃうくらい衝撃を受けました。
そんなとき恋人のヒロシくんはとりあえず短い時間でも会いに来てくれて、ただ私のたわいもなさすぎる不安(また今までみたいに遊びに行けるようになるのかなとか、治療中は一緒に遠出したりできなくてごめんねとかそんなこと)を聞いてくれて、「両親だって俺だっているよ。一人じゃないんだから」「大丈夫、大丈夫」と繰り返してくれ、病気や治療法についても自分なりに調べてくれて、私勇気付けられるような情報があれば教えてくれたりしました。
よく考えてみたら、ものすごく尽くしてくれたわけでも(笑)、ものすごく頼りになるような言葉で慰めてくれたわけでもないんだけれど、でもそこはどれだけの言葉とか内容なのではなく、「話せる」ことで十分救われたし、その存在で今でも救われてると思ってます。
母親も同じ。
どこがつらい、痛い、これってああなのかな?どうなのかな?とか、あまり心配はかけたくないから強がっちゃう部分含めて頭に出たことを結構ポロポロと口にしてしまうけど、それをとにかく聞いてくれるから目の前のつらさも消化していけてるんだと思います。
打ち明けている友人は数少ないけど、でも私の病気のことを知ってくれていて、時々ぶっちゃけた話も聞いてくれる(笑)
それだけでほんと心強いんだなって、健康な時は考える機会もなかったけど今は幸せな気分なんですよ(笑)
もちろんそれまでの関係もあるのかもしれない。
でも関係を作ったりちゃんと向き合ったりって、いつ始めても何をきっかけにしてもできることだとも思う。
人間はどんな状態でも絶対に「一人じゃない」んだけど、改めて感じることは大きなパワーになるんだな。
経済面のことも、恥ずかしながら現実的にほとんどの人にとっての問題だと思います。
これに関しては家族や会社に本当に感謝。そして打ち明けた友人たち(自分自身や身近で、治療費がかかった経験等から)が、公的補助や保険の情報をまず教えてくれたりしたことも本当に心強かったです。
もし自分の奥さんや恋人、身近な大切な人が乳がんになったら、乳がんじゃなくて他の病気でも命に関わるような病気にかかってしまったら…。
そうだなと納得した記事でした。
もう一つ次のブログで紹介させてください。
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